Department of Biochemistry
Jichi Medical University School of Medicine

Lab & Technologies2.機器

病態生化学部門の研究室内の設備や機器を紹介します。

主な実験室は比較的広いオープンスペースになっています。右から、

  • マイクロプレートリーダー:ELISAの測定に主に使用しています。
  • ゲル撮影装置(蛍光、UV、可視光):ウエスタンブロッティングの撮影に主に使用しています。
  • ゲル撮影装置(UV、可視光):アガロース電気泳動に主に使用しています。
  • 蛍光・発光プレートリーダー:2023年に導入されたばかりです。蛍光を経時的に測定できるのでトロンビン生成試験などに利用可能です。
  • プラスミド・DNA自動抽出装置:大腸菌からのプラスミドのMiniPrepや組織からのDNA抽出が自動で可能です。
  • 大腸菌培養用の大型シェイカー:Maxi Giga Midi Prep用の大腸菌を増やします。
  • リアルタイムPCRシステム(QuantStudio12K):
    通常の定量PCRだけでなく384のカードアレイにも対応しています。
  • タンパク質濃縮・脱塩用システム(AKTA flux s):濃縮、脱塩、バッファー交換などが可能です。
  • リアルタイムPCRシステム(QuantStudio 3):定量PCRが簡便に可能です。
  • DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置(MultiNA):ゲノム編集効率を簡便に定量できます。また、mRNA量やDNA量の正確な定量が可能です。
  • サーマルサイクラー:5台設置しており、PCR反応が滞りなく可能です。
  • 全自動凝固能測定装置(シスメックス CA-500):古いのですが、50 µL程度の血漿でも凝固因子活性が測定できるため、少量検体の測定には優れた機械で、現役で使用しています。
  • 全自動凝固能測定装置(シスメックス CS-1600):凝固因子活性、凝固時間などが自動で測定できる機器です。臨床でも利用されている機器で再現よく測定が可能です。
  • 血小板凝集能測定装置(興和PA-200):導入して20年ほど経過していますが、現役です。透過度法による血小板凝集能にあわせて、散乱光による凝集塊測定が可能な装置です。
  • ルミノメーター(Berthold Centro LB960):ルシフェラーゼやNanoLucなどの発光が定量できます。遺伝子導入の評価に利用しています。
  • GEヘルスケアAKTA Pure:カラムによるタンパク質精製が可能です。ウイルスのアフィニティー精製もできます。
  • ウイルスベクター作製室:ウイルスベクターの作製が可能な部屋です。クリーンベンチ、冷凍庫、超低温冷凍庫、冷蔵庫、インキュベーター、超遠心機など必要なものがそろっています。
  • 細胞培養室:クリーンベンチ4台、安全キャビネット1台、CO2インキュベーター5台、超低温冷凍庫(-150度)を揃えており、細胞培養やウイルスベクター感染実験を行います。