Department of Biochemistry
Jichi Medical University School of Medicine

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血友病B遺伝子治療の第III相試験 BENEGENE-2 trial

2024年10月07日

Spark社が開発しPfizer社にライセンスインした遺伝子治療薬Fdanacogne Elaparvovecの第3相試験の結果がN Engl J Medに報告されました。凝固因子活性2%未満で血中の中和抗体(AAVベクターに対する)が対象(18〜65歳)で、5 x 1011 vg/kgという低用量ベクターの治療です。1回の投与で長期に凝固因子活性が上昇し、15ヶ月での平均第IX因子活性値は26.9%でした。Fdanacogne ElaparvovecはAAVベクターに第IX因子(Padua変異)を搭載した遺伝子治療薬です。肝臓への遺伝子導入を改善した改変AAVベクターを利用しています。

N Engl J Med 2024;391:1108-1118

Figure 2を引用