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第3世代EGF受容体阻害薬Osimertinibと切除不能非小細胞肺がん
2024年08月20日
EGFR変異を伴う肺がん(非小細胞癌)について術後に第3世代のEGF受容体阻害薬であるOsimertinibが、術後の補助療法として使用すると全生存期間が延長することが示されていました。今回の論文では、切除不能な肺がんについて使用した場合のProgression Free Survival (PFS)を一時エンドポイントとして検討しています。
生存期間の延長効果は有意でないものの、PFSについてはハザード比 0.16という驚く結果を出しています(図)。色々な分子標的薬が次々と開発されて、なかなか覚えるのも大変ですね。
N Engl J Med 2024;391:585-597
Figure 1を引用