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ネフローゼとNephrinの自己抗体
2024年08月07日
専門領域ではないですが、N Engl J Medの最新号に微小変化群などのネフローゼ症候群を呈する疾患を対象にNephrinに対する自己抗体についての論文が掲載されました。ポドサイトは糸球体の尿細管側の上皮細胞で細胞間を結合しているのがNephrinというタンパク質です。血管からの物質のろ過に重要のようです。このNephrinに対する自己抗体が微小変化群や小児の原発性ネフローゼ症候群で比較的多く検出されるとのことです。マウスにNephrinに対する自己抗体を作らせて、動物モデルでも証明しています。
N Engl J Med 2024;391:422-433 DOI: 10.1056/NEJMoa2314471
Frontiers in Endocrinology 2018;9:302 Figure 1より引用