Department of Biochemistry
Jichi Medical University School of Medicine

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自治医科大学病態生化学部門へようこそ!

自治医科大学医学部
生化学講座病態生化学部門
教授 大森 司

自治医科大学 病態生化学部門は、他の基礎医学研究室よりも3〜4年遅れの昭和51年(1976)に生化学第二講座として開設されました。疾患の病態に関連する生化学の教育・研究を行う部門として、現在も、その伝統を受け継いでいます。初代教授は、故 手塚統夫 名誉教授です。平成8年(1996)からは、富永眞一 名誉教授が部門長となりました。難解である生化学を、わかりやすく学習できることを目標に、病態生化学の講義を独立させ、学生教育を更に充実させました。平成29年(2017)からは、本学卒業生である大森 司(山梨県・17期卒業)が研究室を運営しています。

患者の声に耳を傾け、未来への希望の実現に挑む

臨床から問題点を抽出し、科学の力によって患者の幸せや希望を実現することが我々の使命です。医学部の利点は、患者や家族の声を実際に聞き、実際のニーズや希望を聞くことができることです。私は、自治医科大学の卒業生として、地域医療に長年従事してきました。地域医療への従事は時間の浪費に思われる方もいるかもしれません。しかし、様々な患者さんとの出会いの中を経験したおかげで、幅広い視点から研究シーズを拾い出すことができるようになったと思います。また、実際に患者さんとの触れ合いが、研究のモチベーションに繋がりました。現在では、様々なバックグラウンドをもつ研究者で研究を遂行しています。研究室の研究テーマについては、ホームページのOur Researchをご覧ください。

論理的思考を育み、地域社会の課題解決に繋がる人材育成

自治医科大学のミッションは、医療に恵まれない地域における医療を確保し、進んで地域の医療・福祉に貢献する気概ある医師を養成することです。研究と地域医療というと相反するもののように捉えるかもしれません。しかし、地域医療にでは、しばしば診療ガイドラインでは対応できない様々な複雑な問題を、限られたリソースで解決することが求められます。その際に、問題点を抽出・分析し、それに対して必要な解決方法を探る論理的思考が必要です。我々の研究室では、生化学の知識を病態の理解に結びつけ、実際の診療に必要な知識と考え方を養うことに加え、このような臨床での問題点を論理的に解決しうる能力を身につける教育を使命に人材育成に力を注いでいます。

共に未来への希望の実現を目指し、様々な課題に立ち向かいましょう!

問い合わせ:ご質問や共同研究のご提案、また研究室へのご参加についてのお問い合わせは、以下の連絡先までお願い申し上げます。若く、やる気のある人材の参加を期待します。

Eメール:biochem2<at>jichi.ac.jp